報道発表

コートジボワールに対する円借款に関する書簡の交換

平成29年3月28日

1 3月27日(現地時間同日),コートジボワール共和国のアビジャン市において,我が方川村裕駐コートジボワール大使と,マルセル・アモン=タノー外務大臣(H. E. Mr. Marcel AMON-TANOH,Minister of Foreign Affairs of Côte d'Ivoire)との間で,108億6,900万円を限度額とする円借款「アビジャン港穀物バース建設計画」に関する書簡の交換が行われました。
 この協力は,2016年8月にケニアで開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,ウワタラ大統領との間で行った日・コートジボワール首脳会談時に,安倍晋三内閣総理大臣から支援表明したものです。また,我が国は,TICAD VIの機会に,約100億ドル (約1兆円)の質の高いインフラ投資を実施することを表明しており,この協力はこれを具体化するものです。

2 対象案件の概要
 この協力は,コートジボワールのアビジャン港において新規に穀物バースを整備することにより,同国及びサヘル地域内陸国の増大する穀物流通需要への対応を図り,もって同域内の物流の活性化に寄与するものです。

3 供与条件

(1)金利年0.10%(注)コンサルティングサービスは0.01%
(2)償還期間40年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件STEP(タイド)

(参考)コートジボワール共和国基礎データ
 コートジボワールは,面積約32.2万平方キロメートル(日本の0.9倍),人口2,270万人(2015年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約1,410米ドル(2015年,世界銀行)。


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