報道発表
コートジボワールに対する無償資金協力「日本・コートジボワール友好交差点改善計画」に関する書簡の交換
1 6月25日(現地時間同日),コートジボワール共和国のアビジャン市において,我が方川村裕駐コートジボワール共和国大使と,シャルル・コフィ・ディビ国務・外務大臣(H.E.Mr.Charles Koffi Diby, Minister of State and Foreign Affairs)との間で,供与限度額50億3,800万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 本協力は,アビジャン市内において,物流網のボトルネックとなっている日本・コートジボワール友好交差点の立体交差化を行うことにより,交通容量の増加及び渋滞緩和を図り,もって円滑な域内物流及び都市物流の改善に貢献します。
3 コートジボワール政府が策定したアビジャン都市開発計画(Schéma Directeur d’Urbanisme du Grand Abidjan)は,都市開発の方向性として,幹線道路網整備の推進と共に大量輸送公共交通網の整備による都市交通機能の改善を挙げています。日本・コートジボワール友好交差点は,ラゴス-アビジャン回廊等の国際回廊上に位置し,市中心部とアビジャン港及び空港とを結ぶ幹線道路上の交差点であり,本協力は同国の方針の促進に寄与することが期待されます。
4 我が国は,「大アビジャン圏都市整備計画策定プロジェクト」において,同回廊全体の分析を行うとともに,都市整備開発のためのマスタープランを策定しました。本協力は,同調査において優先的に取り組むべき計画の一つとして提言されており,また,2013年6月の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)「横浜行動計画」にて示された「成長回廊整備(PDF)」を具体化するものです。
(参考)コートジボワール共和国基礎データ
コートジボワールは,面積約32.2万平方キロメートル(日本の0.9倍),人口2,081万人(2013年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約1,450米ドル(2013年,世界銀行)。