インド
日印首脳電話会談
令和2年4月10日
4月10日,午後2時15分頃から約35分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 モディ首相から,新型コロナウイルス感染症にかかるインドの取組につき説明がありました。これに対し,安倍総理から,モディ首相がSAARC(南アジア地域協力連合)首脳テレビ会議を主催,緊急基金を設立するなど,南アジア地域でのリーダーシップをとられていることに敬意を表しました。
2 安倍総理大臣から,新型ウイルス感染症に関する日本での取組を説明するとともに,在留邦人の出国に関するインド政府の支援に謝意を表し,引き続いての協力を要請しました。これに対し,モディ首相より,ダイヤモンド・プリンセス号のインド人乗客・乗員への日本政府の支援への感謝があり,今後ともインドの在留邦人に対する支援を続ける旨述べました。
3 両首脳は,現在の世界的な感染拡大を収束させるために,さらに,新型コロナウイルスが収束した後の世界において日印関係を一層深化させていくため,今後とも日印間で緊密に連携・協力していくことで一致しました。
[参考]SAARC(南アジア地域協力連合)
南アジアにおける比較的緩やかな地域協力の枠組み。南アジア諸国民の福祉の増 進,経済社会開発及び文化面での協力,協調等の促進等を目的とする。インド,パ キスタン,バングラデシュ,スリランカ,ネパール,ブータン,モルディブ,アフ ガニスタンの8か国が加盟。