インド
日印首脳会談
令和元年9月5日
写真提供:内閣広報室
写真提供:内閣広報室
本5日,午前10時35分から約45分間,東方経済フォーラム出席のためロシア・ウラジオストク訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,安倍総理大臣は,G20大阪サミット,ビアリッツのG7サミットに続き,モディ首相と再会したことを歓迎し,モディ首相の誕生日(9月17日)に祝意を表しました。
モディ首相からは,先日インド国防大臣が訪日して日印防衛相会談が開催され,防衛や戦略的関係構築につき意見交換できたことをうれしく思う,自分も安倍総理も同じ9月生まれであり,共に日印関係を前進させていきたい,日印物品役務相互提供協定(ACSA)の合意に向け前進していると承知しており,安倍総理大臣のインド訪問の前に閣僚級2+2を開催する準備ができている旨述べました。 - 両首脳は,次回の安倍総理大臣のインド訪問に向けた準備を加速化させていくことで一致しました。
安倍総理大臣からは,閣僚級「2+2」の早期実現,各軍種間協力を含む防衛協力,サイバー分野,IT分野,食品加工分野,健康医療分野,高速鉄道事業,人的交流などでの具体的な進展を得て,日印関係の幅を広げたいとの意向を表明しました。
モディ首相から,インド太平洋の共通ビジョンの実現に向けた取組,安全保障分野,デジタル分野,第3国協力といった分野での協力を具体化させていきたい旨述べました。 - また両首脳は,RCEP,地域情勢,グローバルな課題について意見交換を行いました。カシミール情勢について,モディ首相から説明があり,安倍総理大臣からは,緊張の拡大を避けるために関係国の自制が必要であり,当事者間の対話により平和的に解決されることを期待する旨述べました。