シンガポール共和国
安倍総理大臣とハリマ・ヤコブ・シンガポール大統領との会談

シンガポール大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本23日,午前8時20分頃から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のハリマ・ヤコブ大統領(H.E. Halimah Yacob, President of the Republic of Singapore)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官,林肇内閣官房副長官補及び長谷川榮一内閣総理大臣補佐官・内閣広報官ほかが,シンガポール側から,ルイ・タックユー在京シンガポール大使ほかが同席しました。
1 冒頭
安倍総理大臣は,ハリマ・ヤコブ大統領による訪日を歓迎した上で,「大統領の立場として初めての来日の機会に,初めてお会いできたことを光栄に思う」,「先に発生した台風19号の被害に関し,リー・シェンロン首相からの丁寧なお見舞いのメッセージに心から感謝する」旨述べました。これに対し,ハリマ・ヤコブ大統領から,「即位の礼に際し,御祝い申し上げる,即位礼正殿の儀に参列できたことは名誉である」旨述べました。「台風19号で犠牲になった方々に御悔やみ申し上げるとともに,日本国民の強靱性を賞賛したい」旨述べました。
2 二国間関係・地域情勢
安倍総理大臣から,「日・シンガポール両国は,スマートシティへの取組,少子化への対策,IR推進によるカジノ運営など,共通の課題や施策が多い」,「第三国でのインフラ協力や『21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム』(JSPP21)も含め,様々な分野で引き続き協力を進めたい」旨述べました。
これに対し,ハリマ・ヤコブ大統領から,「高齢化,外国人材受入,スマートシティ,第三国インフラ協力等の分野で引き続き協力を進めていきたい」旨述べました。
また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。
3 経済連携
4 女性の活躍
安倍総理大臣は,「安倍内閣は『女性の輝く社会』の実現に尽力している」ことに言及し,「ハリマ・ヤコブ大統領は,国会議長やシンガポール史上初の女性大統領を務めているところ,正にロールモデルであり,ますますの御活躍を期待する」旨述べました。