タイ王国
日・タイ首脳会談
令和元年10月23日

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本23日,午後0時20分頃から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のプラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相兼国防大臣(H.E. Mr. Prayut Chan-o-cha, Prime Minister and Minister of Defense of the Kingdom of Thailand)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から西村明宏官房副長官ほかが,タイ側から,バンサーン・ブンナーク駐日タイ大使ほかが同席しました。
1 二国間関係
安倍総理大臣から, 本年6月のG20大阪サミットに続くプラユット首相の訪日を歓迎した上で,「タイが議長国を務めるASEAN関連首脳会議の成功に日本として最大限協力したい」旨述べました。
安倍総理大臣から,二国間関係について「良好な皇室・王室関係は日・タイ関係の基礎である」,「新しい天皇・国王陛下の下でも更なる関係の発展を期待する」旨述べました。
これに対し,プラユット首相から,即位の礼に対する祝意が表されるとともに,日・タイ関係の更なる発展を祈念する旨述べました。また,プラユット首相から,台風19号被害に対するお見舞いの言葉がありました。
2 その他
両首脳は,本年11月にバンコクで開催されるASEAN関連首脳会議について意見交換を行い,特に,安倍総理大臣から,「拉致問題を含む北朝鮮問題について,一致した力強いメッセージを発信したい」旨述べました。その他,自由で開かれたインド太平洋戦略,日メコン協力,タイのEEC開発への協力,RCEP交渉やTPP11協定について意見交換を行いました。