報道発表
茂木外務大臣とソムキット・タイ王国副首相との会談
令和2年2月18日



2月18日午後6時30分頃から約30分間,茂木外務大臣は,訪日中のソムキット・チャトゥシーピタク・タイ王国副首相(H.E. Dr. Somkid Jatusripitak, Deputy Prime Minister)との間で,会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 茂木外務大臣から概要以下のとおり述べました。
(1)ソムキット副首相の訪日を歓迎するとともに,先般,タイのナコンラチャシマ市において発生した銃乱射事件の被害者とそのご家族にお見舞いを申し上げる。
(2)日タイの戦略的パートナーシップの下で,地域情勢においても引き続き緊密な協力関係を継続していく。
(3)日タイの経済関係を新たな段階に引き上げるため,引き続きソムキット副首相とEEC(東部経済回廊)を含むタイのインフラ開発,ビジネス環境整備等に向けた協力等を対ASEAN海外投融資イニシアチブの活用も含め,具体化していきたい。
2 また,双方は新型コロナウイルスの終息に向け,国際社会が協力して対処することの必要性について一致しました。
3 更に,ソムキット副首相から,タイのTPP11加入に向けた国内プロセスの進展に関し報告がありました。
茂木外務大臣から,TPP11の妥結・署名の際の自身の経験にも言及しつつ,日本はタイのTPP11への早期参加に向け,引き続き最大限支援していく旨伝達しました。
また,茂木大臣から,RCEPに関し,昨年11月の共同声明(PDF)に至る過程でタイが議長国として果たした役割に敬意を表しつつ,16か国での2020年の協定署名に向け,引き続き協力していきたい旨,述べました。