報道発表
佐藤外務副大臣のマリ及びモーリタニア訪問
2月25日から27日(現地時間)まで,佐藤正久外務副大臣は,マリ共和国及びモーリタニア・イスラム共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 マリ(2月25日及び26日)
(1)スメイル・ブベイ・マイガ首相(H.E. Mr. Soumeylou Boubèye MAIGA, Prime Minister)への表敬
佐藤副大臣から,今回は現職副大臣初となるマリ訪問であり,既に良好な二国間関係を更に強化するために訪問した,今年8月のTICAD7へのケイタ大統領の参加を得るためにマイガ首相の協力を求めたい旨述べ,日本のマリを含むサヘル地域への貢献を説明しました。これに対し,マイガ首相から,日本からの人道・開発支援及びマリ平和維持学校を通じた能力構築支援に対し謝意を示すとともに,北部における統治機構の回復及び治安改善に向けたマリ政府の取組の現状を説明しました。また,両者は国連マリ多面的統合安定化ミッション(MINUSMA)及びG5サヘルの活動についても意見交換しました。
- マイガ首相への表敬
(2)カミサ・カマラ外務・国際協力大臣(H.E.Ms. Kamissa Camara, Minister for Foreign Affairs and International Cooperation)との会談
佐藤副大臣から,昨年10月のTICAD閣僚会合への参加に対し謝意を示すとともに,TICAD7にケイタ大統領とともに参加いただきたい旨述べました。また,二国間及び国際機関を通じた開発協力分野の日本の取組を説明し,サヘル地域においてマリの安定化が重要であり,日本は引き続き人道・開発分野で支援していく旨述べました。これに対し,カマラ外務・国際協力大臣から,日本からの支援に謝意を示すとともに,同国の安定化のため,引き続き人材育成分野を含む日本からの支援に期待する旨述べました。また,両者は,安保理改革及び拉致問題を含む北朝鮮情勢等の国際場裡における諸課題についても意見交換を行いました。
- カマラ外務・国際協力大臣との会談
(3)その他
佐藤副大臣は,国連マリ多面的統合安定化ミッション(MINUSMA)本部でアナディフ国連事務総長特別代表兼MINUSMA代表(H.E.Mr. Mahamat Saleh ANNADIF, Special Representative of UN Secretary General and Head of MINUSMA)等と意見交換を行ったほか,我が国が支援するマリ平和維持学校を視察し,関係者から日本の継続的かつ効果的な支援に対し謝意が示されました。
- アナディフMINUSMA代表等との意見交換
- 平和維持学校での研修の視察
2 モーリタニア(2月26日及び27日)
(1)モハメド・ウルド・アブデル・アジズ大統領(H.E. Mr. Mohamed Ould ABDEL AZIZ,President)への表敬
佐藤副大臣から,水産分野を中心に二国間関係は良好であるが,さらに関係を発展させたい,また,今年8月のTICAD7で議論される内容について説明しつつ,モーリタニアからハイレベルの参加を期待する旨述べました。これに対し,アブデル・アジズ大統領から,漁業以外にも保健,教育,食料安全保障の分野での日本の多大な貢献について謝意を示すとともに,今後,協力分野の多様化を期待する旨述べました。また,両者は,拉致問題を含む北朝鮮情勢等の国際場裡における諸課題についても意見交換を行いました。
- アブデル・アジズ大統領への表敬
(2)無償資金協力「水産物衛生検査公社ヌアディブ検査・分析所建設計画」署名式
佐藤副大臣は,アブドゥ・ダーイム漁業・水産資源大臣(H.E.Mr. Yahya Ould ABDEDAYEM, Minister for Fisheries and Maritime Economy)の同席の下,ジャイ経済・財務大臣(H.E.Mr. Moctar Ould DIAY, Minister for Economy and Finance)と供与額14億2,500万円の無償資金協力「水産物衛生検査公社ヌアディブ検査・分析所建設計画」に関する交換公文の署名を行いました。
- 交換公文署名式
(3)その他
佐藤副大臣は,モーリタニア外務・協力省主催ワーキングランチにて同省関係者と二国間関係及びサヘル情勢について意見交換を行いました。加えて,我が国の支援で建設され,現在は研修等が行われている国立ヌアクショット公衆衛生学校,水産物衛生検査公社ヌアクショット検査・分析所及び魚市場等を視察しました。
- 国立ヌアクショット公衆衛生学校
- 日本が支援した小学校
- <水産物衛生検査公社ヌアクショット検査・分析所/div>魚市場