報道発表
日・マリ外相会談
平成30年10月6日



本6日午後0時頃から約15分間,河野太郎外務大臣は,アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合出席のため訪日中のカミサ・カマラ(H.E. Mrs. Kamissa Kamara)マリ共和国外務・国際協力大臣と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,カマラ大臣のTICAD閣僚会合出席を歓迎し,カマラ大臣の外務大臣就任に祝意を示しました。これに対し,カマラ大臣から,黒木大輔駐マリ日本大使による現地での緊密な協力に謝意が表明されました。
2 続けて,河野大臣から,マリ国民への食糧援助およびケイタ国際空港における治安維持対策を支援するべく,先月,総額6億7,000万円となる2件の無償資金協力に係る交換公文の署名を行った旨述べました。これに対し,カマラ大臣から,我が国の支援に対する高い評価を示し,マリ政府として治安対策に更に取り組んでいきながら,我が国の企業や国民がマリに関心を示す契機をつくっていくことについて強い意向を示しました。
3 また,カマラ大臣から,マリ国内の治安維持の取組について説明があったのに対し,河野大臣から,明年8月のTICAD7にケイタ大統領に出席いただき,マリの現状について是非とも日本の関係者に説明していただきたい旨述べました。
4 この他,両大臣は,安保理改革を含む国際場裡における協力等に関し,意見交換を行いました。