報道発表

薗浦内閣総理大臣補佐官(総理特使)のベトナム訪問(結果)

平成30年11月6日

  1.  11月4日から6日まで,薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,ベトナム社会主義共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

    1 チョン党書記長・国家主席表敬

    (1)薗浦補佐官は,安倍晋三内閣総理大臣の特使として,先般国家主席に就任したグエン・フー・チョン・ベトナム共産党書記長・国家主席(H.E. Mr. Nguyen Phu Trong, General Secretary of the Communist Party of Vietnam, President of the Socialist Republic of Viet Nam)に対する安倍総理大臣からの祝辞の書簡を手交し,2015年9月のチョン書記長訪日時に発表された「日越共同ビジョン声明」に基づき,両国間の広範な戦略的パートナーシップは,地域・国際場裡での連携を含め,あらゆる分野で良好に発展している,政治的信頼の下,このパートナーシップを次なる段階に進めるべく,チョン党書記長・国家主席とこれまで以上に緊密に協力していきたい旨述べました。

    (2)チョン党書記長・国家主席から,安倍総理大臣の特使である薗浦補佐官をお迎えでき嬉しい,安倍総理大臣からの祝辞に心から感謝する,本年は両国の外交関係樹立45周年別ウィンドウで開くの節目であり,強固な政治的信頼と国民的な友好関係に基づき,あらゆる分野で実質的かつ効果的な協力が進んでいる,国家主席の立場からも,両国間の広範な戦略的パートナーシップを更に高めていきたい旨発言がありました。

    (3)双方は,北朝鮮・南シナ海やTPP11等の地域・国際情勢についても意見交換を行いました。

    2 「国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(RDEC)・アジア及び同周辺地域」試行訓練開講式への出席

    (1)5日午前中,薗浦補佐官は,ハノイ近郊のベトナムPKOセンターで行われた「国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(RDEC)・アジア及び同周辺地域」試行訓練開講式に出席しました。式典では,ベトナム側からファム・ゴック・ミン・ベトナム人民軍副総参謀長(Sen. Lt. Gen. Pham Ngoc Minh, Deputy Chief of the General Staff of the Vietnam People's Army)が参加したほか,国連からアトゥール・カレ国連フィールド支援担当事務次長がビデオメッセージを寄せ,日本の協力に謝意が表明されました。

    (2)式典において,薗浦補佐官からは,アフリカにおけるプロジェクトの成功を受け,今般,初めてアジアにおいても日本の陸上自衛官等の参加を得て,施設要員の能力構築支援を行うこととなったことを紹介し,国連と協力しながら支援する,三角パートナーシップ・プロジェクト拡大の重要性を強調し,今後も積極的平和主義の旗の下,地域や世界の平和と安定に貢献していく旨述べました。

    3 ベトナム要人との会談

    (1)滞在中,薗浦補佐官は,グエン・スアン・タン・ホーチミン国家政治学院長(Prof. Nguyen Xuan Thang,President of Ho Chi Minh National Academy of Politics, Socialist Republic of Viet Nam),ブイ・タイン・ソン筆頭外務次官(H.E. Mr. Bui Thanh Son, Permanent Deputy Minister of Foreign Affairs of the Socialist Republic of Viet Nam)及びファム・ゴック・ミン・ベトナム人民軍副総参謀長(Sen. Lt. Gen. Pham Ngoc Minh, Deputy Chief of the General Staff of the Vietnam People's Army)と会談しました。

    (2)これらの会談では,経済,人材育成,防衛・安保など様々な分野での二国間協力促進について意見交換した他,本年からベトナムがASEAN対日調整国となったことも踏まえて,南シナ海や北朝鮮問題を含めた地域情勢について意見交換を行いました。南シナ海情勢については,一方的な現状変更の試みが継続していることに対する深刻な懸念を共有し,引き続き緊密に連携することを確認しました。北朝鮮情勢については,朝鮮半島の非核化に向け,安保理決議の完全な履行が必要との認識を改めて確認しました。拉致問題についても理解と協力を求め,ベトナム側の支持を得ました。また,TPP11別ウィンドウで開くRCEPを通じて,自由で公正な貿易と投資のため,両国が引き続き連携していくことを確認しました。


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