報道発表
佐藤外務副大臣のウガンダ訪問(結果)
10月16日から18日まで,佐藤正久外務副大臣は,ウガンダ共和国を訪問したところ,概要は次のとおりです。
1 ムセベニ大統領への表敬
17日(現地時間同日),佐藤副大臣は,ヨウェリ・カグタ・ムセベニ・ウガンダ共和国大統領(H.E. Mr. Yoweri Kaguta MUSEVENI, President of the Republic of Uganda)を表敬しました。
佐藤副大臣から,東アフリカの平和と安定に重要な役割を果たすウガンダとの関係を重視しており,ウガンダで事業を展開する日本企業が近年増加する等,経済面でも関係強化が進んでいることを歓迎する旨述べました。
さらに,佐藤副大臣は,TICAD VIで3重点地域とされた東アフリカ・北部回廊上に位置し,地域の連結性にとって重要性を有するナイル架橋の完成を歓迎するとともに,我が国が質の高いインフラ開発支援(PDF)に引き続きコミットしていることを述べました。また,ウガンダによる南スーダンやソマリアの平和促進に向けた貢献や,南スーダンやコンゴ民主共和国等からの難民受入れ等の取組を高く評価し,来年横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に向けた協力を要請しました。
これに対し,ムセベニ大統領から,日本はウガンダ独立以来のパートナーとして,ナイル架橋を含む多くの質の高いインフラ整備及びそれに伴うウガンダ人雇用の促進等に協力しており感謝する,今後,より一層の民間投資の促進にも期待する等述べました。また,双方は,北朝鮮問題や安保理改革等国際社会の課題について,意見交換を行いました。
2 オケロ国際問題担当国務大臣との会談
17日(現地時間同日),佐藤副大臣は,ヘンリー・オリエム・オケロ・ウガンダ共和国国際問題担当国務大臣(Hon. Henry Oryem OKELLO, Minister of State for International Affairs of the Republic of Uganga)と会談を行いました。
双方は二国間関係,地域情勢や国際社会の課題について意見交換を行いました。特に,オケロ大臣から,ナイル架橋を含む日本の多くの経済協力や人材育成への協力に深甚な謝意が表明されるとともに,日本の民間投資の促進への期待が表明されました。また,双方は来年橫浜で開催されるTICAD7に向けて協力していくことを確認するとともに,安保理改革を含め国際場裡でも緊密に連携していくことで一致しました。
3 ナイル架橋建設計画完工式への出席等
佐藤副大臣は,日本の支援で建設されたナイル架橋の完工式に,ムセベニ大統領夫妻,アズバ公共事業大臣等と共に出席しました。この他,在留邦人とも懇談を行いました。