報道発表
日・タンザニア外相会談
平成30年10月7日


本7日午後7時から約25分間,河野太郎外務大臣は,アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合出席のため訪日中のオーグスティン・フィリップ・マヒガ(Hon. Dr. Augustine Philip Mahiga)タンザニア連合共和国外務・東アフリカ協力大臣との間で外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,マヒガ大臣のTICAD閣僚会合出席を心から歓迎する旨述べました。また,日本は,東部アフリカの平和と安定を支えるタンザニアとの協力関係を重視しており,引き続き二国間関係を強化していきたい旨述べました。
2 続けて,河野大臣から,道路,水道配水施設の改修・改善のための円借款を供与する方針を伝達しました。また,港の改修について支援する意向を表明しました。これに対し,マヒガ大臣から,実施中の「タザラ交差点改善計画」やABEイニシアティブを含む日本の対タンザニア支援に対する謝意が表明されました。
3 さらに,河野大臣から,日本企業の進出を後押しするために二国間投資協定の交渉を進めていきたいと述べ,両大臣は,同協定の締結に向けて協力していくことを確認しました。マヒガ大臣から,今後は観光分野を含む日本の民間企業のタンザニア進出がより活発になることを期待する旨述べました。
4 この他,北朝鮮情勢・安保理改革を含む国際場裡における協力等に関し,意見交換を行いました。両外相は,朝鮮半島の非核化に向けて,引き続き,安保理決議の完全な履行を確保することの重要性を確認しました。