アフリカ
日・タンザニア首脳会談


本30日午前10時47分から約30分間、安倍晋三内閣総理大臣は、ジャカヤ・ムリショ・キクウェテ・タンザニア連合共和国大統領(H.E. Dr. Jakaya Mrisho Kikwete, President of the United Republic of Tanzania)との間で日・タンザニア首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、キクウェテ大統領は6月1日より3日まで横浜で開催される第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するために来日中です。
冒頭、安倍総理から、キクウェテ大統領と7年ぶりに再会し、今回のTICADVのキックオフの二国間会談としてお会いできることを喜び、TICADVを機に、日本とアフリカとの関係が進展するよう協力していきたい旨述べました。これに対してキクウェテ大統領より、遅ればせながら安倍総理の再任に祝意を述べると共にTICADプロセスを通じた日本の長年に亘る対アフリカ支援に対し深い謝意を述べ、日本はアフリカの大切な友人であり、今回のTICADVを楽しみにしていると述べました。
両首脳は、日本企業のタンザニアでの活動が活発化していることをうけ、日本とタンザニアとの間の二国間投資協定の交渉開始に向けた予備協議を開始することを確認しました。
続けて安倍総理より、道路分野での新たな円借款や無償資金協力、及び小規模灌漑の円借款等を、タンザニアの成長を支援していくとの方針の下、実施していく旨述べました。これに対してキクウェテ大統領より、日本の支援に対する感謝の意が表明されました。
安倍総理より、今般のTICADVでは日本とアフリカが共に歩む対等のパートナーであるという視点から有意義な会議を行えることを期待し、また、両首脳とも今回のTICADVを非常に楽しみにしているとするところがありました。