報道発表
河野外務大臣主催プラック・ソコン・カンボジア副首相兼外務国際協力大臣との昼食会


本19日,午前11時40分から約90分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のプラック・ソコン・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣(H. E. Mr. Prak Sokhonn, Deputy Prime Minister Minister and Minister of Foreign Affairs and International Cooperation, Kingdom of Cambodia)と昼食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,プラック・ソコン大臣の外相としての初訪日を歓迎した上で,副首相への昇任を祝福するとともに,本年3度目の会談を行えることを嬉しく思う旨述べました。その上で,日本は,カンボジアの和平以来,同国の開発と民主的発展の道を共に歩んできており,カンボジアが今後も民主的発展の道のりを歩み続けられるよう,今後の両国関係についてしっかりと意見交換したい旨述べました。
これに対し,プラック・ソコン大臣から,訪日招待に対する謝意を述べた上で,外交関係樹立65周年を迎えた両国関係が大きく発展していることを喜ぶとともに,これまでの日本の支援に対して改めて謝意を表明しました。
2 会談では,両大臣は,10月の日メコン首脳会議の準備状況について意見交換し,同会議において連結性,人,環境を三本柱とした日メコン協力の新たな戦略を発表すべく,よく連携していくことで一致しました。また,持続可能な開発目標(SDG)の達成,北朝鮮情勢,海洋の問題,東アジア地域包括的経済連携(RCEP)等についても意見を交わしました。
3 また,カンボジアの国内情勢につき,河野大臣から,国内政治関係者が対話を持ち,国民の自由・権利を守り,民主的プロセスを促進していくよう改めて働きかけました。その上で,カンボジアの与野党の若手政治家を日本に招くなどして,支援していく考えを述べました。