報道発表
河野外務大臣主催サファディ・ヨルダン外務・移民大臣との夕食会
平成30年3月9日
本9日午後7時10分から約75分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のアイマン・サファディ・ヨルダン・ハシェミット王国外務・移民大臣(H.E.Mr.Ayman Safadi, Minister of Foreign Affairs and Expatriates of the Hashemite Kingdom of Jordan)と夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,サファディ大臣の訪日を歓迎し,昨年末のヨルダン訪問に触れつつ,多くのシリア難民を受け入れるヨルダンに敬意を表するとともに,二国間関係の一層の強化を図りたい旨述べました。これに対し,サファディ大臣から,日本の支援に対する謝意が述べられました。
2 その後,両外相は,中東和平問題やシリア情勢を含む中東情勢について率直な意見交換を行いました。その中で,サファディ大臣から,中東和平については,二国家解決以外の選択肢はない,中東和平の実現に向けたプロセスを活性化することが重要,日本の役割を評価している,といった発言がありました。これに対し,河野大臣から,中東和平問題におけるヨルダンの役割を高く評価しつつ,日本としても,二国家解決を支持しており,その実現に向けてヨルダンとも連携していきたい旨述べました。また双方は現下のような厳しい情勢の中だからこそ「平和と繁栄の回廊」構想の推進は意義深く,今後より一層取組を強化していくことで一致しました。
3 また両外相は,北朝鮮情勢についても協議し,河野大臣から,本年1月にヨルダンが北朝鮮と断交したことを高く評価している旨述べました。