報道発表

日・ラオス外相ワーキングディナー

平成30年3月7日
日・ラオス外相ワーキングディナー1
日・ラオス外相ワーキングディナー2

 本7日,午後7時10分から約90分間,河野太郎外務大臣は,経済協力開発機構(OECD)東南アジア地域プログラム(SEARP)閣僚会合に出席するため訪日中のサルムサイ・コンマシット・ラオス人民民主共和国外務大臣(H.E. Mr. Saleumxay Kommasith, Minister of Foreign Affairs of the Lao People’s Democratic Republic)との間で,日・ラオス外相ワーキングディナーを開催したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭
 河野大臣から,今般のサルムサイ大臣の訪日を歓迎するとともに,日・ラオス両国の「戦略的パートナーシップ(PDF)別ウィンドウで開く」を進展させたい,先月にはビエンチャンにおいて,ジャパン・フェスティバルが開催される等,引き続き文化交流や観光促進を進めていきたい旨述べました。
 これに対して,サルムサイ大臣から,今回の訪問に対する温かい歓迎と長年に亘る日本からの支援に対する謝意が表明された上で,河野大臣とともに日・ラオスの友好関係促進に努めたいと述べました。

2 二国間関係
 河野大臣から,2016年に合意した「日ラオス開発協力共同計画」の着実な具体化を進めたい,ワッタイ国際空港ターミナル拡張計画が順調に進んでいる,先週は「日メコン物流フォーラム」を開催した,ラオスの持続的な発展には財政安定化が不可欠であり,ラオス政府の次期国家社会経済開発計画の策定に向け,協力していきたい旨述べました。また,安保・防衛分野での協力,留学生交流や日本語教育推進にも取り組む旨述べました。
 サルムサイ大臣から,両国の要人往来が継続的に実施されていることを評価するとともに,ラオスへの日本の支援を高く評価,ラオス政府及び国民を代表して感謝したい旨述べ,日本企業がラオスで数多くの事業を展開していることにも感謝が表明されました。また,サルムサイ大臣から,日本による不発弾除去に関する協力高度人材育成への協力,更にはラオスにおける日本の青年海外協力隊の活躍に対し,謝意が表明されました。

3 地域・国際場裡における協力
 その他,河野大臣から,自由で開かれたインド太平洋戦略別ウィンドウで開くの推進にラオスにも協力してほしい旨述べ,サルムサイ大臣からは,地域の発展に資するイニシアティブを歓迎する,この戦略について多くの国の理解を得られることを期待との反応がありました。また,南シナ海問題を含む地域・国際場裡の課題についても率直な意見交換を行いました。


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