報道発表

日・パナマ外相会談

平成29年9月1日
日・パナマ外相会談1
日・パナマ外相会談2

 本1日、午後0時から約1時間20分間、河野太郎外務大臣は、外務省賓客として訪日中のイサベル・セシリア・デ・サイン・マロ・デ・アルバラード・パナマ共和国副大統領兼外務大臣(H.E. Mrs.Isabel Cecilia de Saint Malo de Alvarado, Vice President and Minister of Foreign Affairs of the Republic of Panama)との会談及び昼食会を実施したところ、概要は以下のとおりです。

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(1)冒頭、河野大臣から、サイン・マロ副大統領兼外務大臣の初めての訪日を歓迎する、日本とパナマの両国は民主主義、市場経済、法の支配等の基本的価値を共有する重要なパートナーであり、かつ経済的にも緊密な関係にあることから、包括的な政策対話を行えることを楽しみにしている旨述べました。

(2)二国間関係について、河野大臣から、昨年のバレーラ大統領訪日時にパナマ首都圏都市交通3号線整備事業に係る円借款日パナマ租税情報交換協定等に関する重要な合意がなされ合意事項が着実に進展している、日本はパナマ運河の主要利用国であり今後もパナマと緊密な協議を期待する、また、中南米地域全体の発展のためパナマと共に取り組んでいきたい旨述べました。

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(1)これに対しサイン・マロ副大統領兼外務大臣は、日本とパナマは100年以上の外交関係を有すること、パナマでは民主主義が定着し、日本とは市場経済においても価値観を共有しており、今後も様々な分野で協力していきたい旨述べました。

(2)また、サイン・マロ副大統領兼外務大臣は、良好な二国間関係について、特に円借款「パナマ首都圏都市交通3号線事業」を強調したい、租税情報交換協定の発効等日本によるパナマの金融透明性向上への支援に感謝している、日本のパナマ運河利用増加は両国の良好な関係を象徴している旨述べました。

(3)更に、北朝鮮情勢について、サイン・マロ副大統領兼外務大臣から、弾道ミサイル発射別ウィンドウで開く等の挑発的行動を強く拒絶し、パナマは平和を推進する国として、日本に対し連帯を表明する旨述べました。

3 地域情勢について、河野大臣から、北朝鮮による日本を飛び越える弾道ミサイル発射という暴挙、挑発行動は断じて容認できず、パナマを含む国際社会と連帯したい旨述べました。また、東アジア情勢、ベネズエラ情勢等についても意見交換を行いました。


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