報道発表
核テロ対策国際会議の開催(結果)
平成29年6月2日



1 6月1日及び本2日,三田共用会議所において核テロ対策国際会議が開催され,主催国である我が国のほか,共同議長国である米国及びロシアを始め,74か国,4国際機関(国際原子力機関(IAEA),欧州連合(EU),国際刑事警察機構(インターポール),国連薬物犯罪事務所(UNODC))から,約220人の政府高官らが参加しました。
2 我が国は,薗浦健太郎外務副大臣が基調講演(日本語(PDF)/英語(PDF)
)を行い,北朝鮮による挑発行為を強く非難した上で,核セキュリティ強化に向けた各国の能力強化と国際協力の必要性を訴え,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会も見据えた核テロ対策強化の取組について発信しました。また,会議の最後に,米国及びロシアによる共同議長声明(骨子(PDF)
/英文(PDF)
)が発表されました。
3 我が国は,今後とも核セキュリティ強化に向けた国際社会の取組をリードしていく考えです。
(参考)核テロ対策国際会議
核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアティブ(Global Initiative to Combat Nuclear Terrorism:GICNT)全体会合の通称。GICNTは2006年のG8サンクトペテルブルク・サミットにおいて米露の大統領により提唱され,両国が共同議長を務めている。全体会合は政府高官レベルで開催され,今回で10回目。我が国においてGICNT全体会合を開催するのは初めて。