報道発表

核テロ対策国際会議の開催

平成29年5月31日

1 6月1日及び2日、日本政府は、核テロ対策国際会議を三田共用会議所において開催します。冒頭、薗浦健太郎外務副大臣が日本政府を代表して基調講演を行う予定です。

2 今般の会議は、米国及びロシアが提唱した「核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアティブ(GICNT)」の全体会合として、共同議長を務める米国及びロシアを始め、約75か国、4国際機関から約200人が参加予定です。

3 各国の核セキュリティを担当する政府高官が参加して、国際社会の平和と安全に対する課題の一つである核テロへの対策強化に向けた取組について、議論が行われる予定です。

(参考)核テロ対策国際会議
 核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアティブ(Global Initiative to Combat Nuclear Terrorism:GICNT)全体会合の通称。GICNTは2006年のG8サンクトペテルブルク・サミットにおいて米露の大統領により提唱され、両国が共同議長を務める枠組みで、現在、88か国及び5機関(国際原子力機関(IAEA)、欧州連合(EU)、国際刑事警察機構(インターポール)、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、国連地域間犯罪司法研究所(UNICRI))が参加。有志国が任意にワークショップや訓練等を通じて核不拡散や核テロ対策等の知識を共有する機会を提供している。
 全体会合は政府高官レベルで最近は隔年で開催され、今回で10回目。過去2年間の活動について、(1)核検知、(2)核鑑識、(3)対応・緩和の3つの作業部会等からの報告を受け、今後の方向性や優先分野を確認する。我が国においてGICNT全体会合を開催するのは初めて。


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