原子力の平和的利用

平成29年6月1日
核テロ対策国際会議1
核テロ対策国際会議2
6月1日,薗浦健太郎外務副大臣は三田共用会議所において開催された,核テロ対策国際会議(核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアティブ(GICNT)全体会合)に出席し,日本政府を代表して基調講演を行いました。

同会議(2日まで開催)は我が国が主催し,共同議長国である米国及びロシアを始め,73か国,4国際機関(国際原子力機関(IAEA),欧州連合(EU),国際刑事警察機構(インターポール),国連薬物犯罪事務所(UNODC))から,約200人の政府高官らが参加しました。
 
基調講演において薗浦健太郎外務副大臣は,冒頭,北朝鮮による挑発行為を強く非難した上で,国際的な課題である核セキュリティを推進する中核となるイニシアティブの一つであるGICNTを通じ,各国の能力強化と国際協力が進展することを期待すると述べました。また,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会も見据えた我が国の核テロ対策への取組や,これまで日本が地域のリード国として人材育成を中心として国際社会の核セキュリティ強化に貢献してきた点をアピールしました。
[参考] 核テロ対策国際会議
核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアティブ(Global Initiative to Combat Nuclear Terrorism:GICNT)全体会合の通称。GICNTは2006年のG8サンクトペテルブルク・サミットにおいて米露の大統領により提唱され,両国が共同議長を務めている(88か国及び5国際機関が参加)。全体会合は政府高官レベルで最近は隔年で開催され,今回で10回目。我が国においてGICNT全体会合を開催するのは初めて。

原子力の平和的利用へ戻る