報道発表

G7伊勢志摩サミット・フォローアップ会合
「G7コネックス・イニシアティブ能力構築・透明性向上国際会合」

平成28年9月12日

1 9月15日から16日まで,外務省は,G7伊勢志摩サミットのフォローアップ会合として「G7コネックス・イニシアティブ能力構築・透明性向上国際会合」を開催します。

2 G7コネックス・イニシアティブとは,2014年のG7ブリュッセル・サミットにおいて発足し,エネルギーや鉱物等の採取産品の輸出によって経済開発を進めようとする開発途上国が多くある中,途上国が採取産業プロジェクトに関する複雑な契約を締結するにあたり,当事国や投資企業の双方の利益を保護しつつ,その公正性や透明性確保のため,専門的知見の提供等,多面的な支援を行っているものです。

3 本年5月のG7伊勢志摩サミットにおいて,我が国は議長国としてコネックスに係る議論を主導し,2030アジェンダの達成のためのグローバルな取組としてコネックスを位置づけるとともに,途上国の能力構築や採取産業の透明性向上に係る取組に着目し,開発途上にある資源国や投資企業,さらには各種の支援機関との連携を目指す「G7コネックス持続可能な開発基本指針(PDF)別ウィンドウで開く」を策定・発表しました。そして今般,本年の議長国としての総括及び来年以降の取組に向け議論を発展させる場として,フォローアップ会合を開催します。

4 この会合には,G7をはじめ,国際機関や資源国等から専門家を招へいし,資源分野における開発の現状と,交渉等にかかる能力構築と透明性向上を中心に据えた課題と今後の展望,さらには採取産業における企業による開発の透明性に関する現在のトレンドについて,パネル形式で議論を行う予定です。

(参考)日程(予定)

9月15日(木曜日)午前 セッション1国際的な採取産業の現状と今後の見通し
 セッション2採取産業による持続可能な開発目標(SDGs)への貢献
午後 セッション3能力構築に関する日本の貢献
 特別セッション透明性向上のための取組
16日(金曜日)午前 セッション4コネックスのこれまでの取組とキャパビルに向けた貢献:SDGs達成の文脈で
 セッション5今後のキャパビルの方向性
         

報道発表へ戻る