報道発表

「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産代表一覧表への記載提案

平成27年3月5日

1 本5日,外務省において無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議が開催され,我が国として,無形文化遺産保護条約に基づく無形文化遺産代表一覧表への記載に向け,「山・鉾・屋台行事」を提案することを決定しました。

2 今回の決定を受け,本年3月31日までに無形文化遺産保護条約の事務局であるユネスコに提案書等の提出を行い,その後,評価機関による評価等を経て,平成28年秋の無形文化遺産保護条約政府間委員会において記載の可否が審議される予定です。

(参考)

1 無形文化遺産保護条約
 伝統的舞踊,音楽,演劇,工芸技術,祭礼等の無形文化遺産を消失の危機から保護し,次世代へ伝えていくことを目的とし,2003年の第32回ユネスコ総会において採択,我が国は2004年6月に条約を締約。締約国は,現在161か国。

2 無形文化遺産代表一覧表
 無形文化遺産の認知や重要性についての意識の向上,文化の多様性を尊重する対話の奨励を目的として,「無形文化遺産保護条約」により作成,更新及び公表することが定められた一覧表。現在,我が国の無形文化遺産22件が記載されている。

3 「山・鉾(ほこ)・屋台行事」
 平成21年にユネスコ無形文化遺産保護条約の代表一覧表に記載された「京都祇園祭の山鉾行事」及び「日立風流物」を拡張した提案であり,京都祇園祭の山鉾行事及び日立風流物をはじめとする国指定重要無形民俗文化財の山・鉾・屋台行事(33件)から構成。


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