報道発表

岸外務副大臣によるネタニヤフ・イスラエル首相表敬

平成26年7月24日

 本24日,岸信夫外務副大臣は,ビンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相を表敬し,最近のガザ情勢について意見交換を行いました。先方からは現在のガザ情勢や政府の立場について説明がなされたのに対し,岸外務副大臣は我が国の立場を説明しました。概要は以下のとおりです。

1 岸外務副大臣からは,イスラエルの地上作戦以降,無辜の一般市民を含む双方の死傷者が著しく増大している事態を深く憂慮しており,全ての当事者に対し,過剰な力の行使を控え,早急に停戦するよう求めるとの我が国の立場を伝達しました。 この観点から,イスラエル政府の停戦受け入れの決定を評価する一方,ハマスがこれに応じなかったことは極めて残念であり,ハマスがロケット攻撃を継続していることについて我が国は一貫して非難する立場であることを伝達しました。そしてイスラエルには大局的な見地から,引き続き停戦実現への勇気ある決断を要請しました。
 また,我が国は,国際社会の仲介努力を支持しており,今次訪問に於いてエジプト大統領やヨルダン外相にも停戦に向けた更なる取組を要請したことを伝達しました。
 さらに,我が国は国際社会と連携しつつ,持続的な停戦合意に向けて尽力するとともに,ガザ市民のニーズに基づく支援の供与も検討中であり,ガザの安定化に積極的に貢献することを伝達しました。

2 ネタニヤフ首相からは,ハマスによるロケット攻撃の即時停止の要請等,今般の事態に関するイスラエルの立場について説明があるとともに,ガザ地区の非武装化及び開発に向けた国際社会の取組の必要性について言及がありました。


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