報道発表
マルズキ国連北朝鮮人権状況特別報告者による岸田外務大臣表敬
平成26年4月8日


本8日午前10時45分から約20分間,来日中のマルズキ・ダルスマン国連北朝鮮人権状況特別報告者(Mr. Marzuki Darusman, Special Rapporteur on the situation of human rights in the DPRK)が岸田文雄外務大臣を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸田外務大臣から,マルズキ特別報告者が委員を務めていた,北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の活動を評価し,COIが3月に人権理事会に提出した報告書を歓迎する旨述べました。また,我が国として,同報告書をしっかりとフォローアップするため,引き続きマルズキ特別報告者と連携していきたい旨述べました。
2 マルズキ特別報告者は,COIに対する日本政府のこれまでの協力に謝意を表明しつつ,拉致被害者ご家族及び北朝鮮における人権状況決議の提出国である日本の政府関係者等との意見交換を,6月の人権理事会に提出する報告書に反映させたい旨,またCOI報告書のフォローアップにおいて,日本政府と引き続き協力していきたい旨述べました。
(参考)
国連北朝鮮人権状況特別報告者とは,人権理事会の決議に基づいて任命され,北朝鮮の人権状況につき調査を行い,人権理事会及び国連総会に報告する任務を有する独立資格の個人。2010年8月にインドネシア出身で,元同国検事総長のマルズキ・ダルスマン氏が任命された。
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