外交史料館
外務省外交史料館 特別展示
日本とトルコ 国交樹立90年
平成26年7月11日
1923年(大正12年)、スイスにおいて日本を含む第一次世界大戦の連合国とトルコとの間でローザンヌ条約が調印されました。この条約により、トルコ共和国はオスマン帝国に代わる主権国家として国際的に認知され、翌1924年8月6日、同条約の発効をもって、日本とトルコは国交を樹立しました。その後、両国は政治・経済・文化交流など、あらゆる分野で着実に関係を発展させてきました。
本年は日本とトルコの国交樹立から90年にあたります。外交史料館と在日トルコ共和国大使館が主催する今回の特別展示では、国交樹立に関する条約書等を中心としながら、そこに至るまでの両国の交流、また国交樹立後の両国親善関係の深まり等、近代における日本とトルコの交流の歴史を外交史料等によりご紹介します。
本展示が日本とトルコの相互理解を促進し、友好関係発展の一助となれば幸いです。
展示概説と主な展示史料解説
(注)各テーマをクリックすると、展示の概説と主な展示史料の解説が表示されます。
I エルトゥールル号遭難事件 日本・トルコ交流のはじまり
1890年、トルコから日本に初めて使節が派遣されました。軍艦エルトゥールル号でやってきた使節団は、明治天皇にオスマン帝国最高勲章を捧呈し、トルコに帰還する途中、和歌山県沖で遭難しました。
II 20世紀初頭の日本・トルコ関係
日露戦争時のトルコ国内での日本に対する見方や日土国交樹立交渉に関する史料等をご紹介します。
III トルコ共和国の成立と日土国交樹立
1923年に調印されたローザンヌ条約や大使館開設に関する史料をご紹介します。
IV 交流の深まり 1920年代から30年代
国交樹立後に両国の親善交流が深まっていった様子をご紹介します。
展示史料解説(PDF)
- 場所:外務省外交史料館別館展示室(地図)
- 開催期間:平成26年5月13日(火曜日)~9月12日(金曜日)
- 開館時間:10時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日を除く)
- 入場無料