パレスチナ
河野外務大臣によるアッバース・パレスチナ大統領表敬
平成29年12月25日
25日19時15分(現地時間)から20時55分まで,パレスチナを訪問中の河野太郎外務大臣は,マフムード・アッバース・パレスチナ大統領(H.E. Dr. Mahmoud Abbas, President of Palestine)を表敬訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,アッバース大統領から河野大臣のパレスチナ訪問を歓迎し,パレスチナをいつでも支援する河野大臣をはじめとする日本の立場に謝意が表明されました。
2 河野大臣からは,日本が二国家解決を支持しており,エルサレムの問題を含め,当事者間の交渉によって決めるべきという立場であることを改めて表明しました。また,ジェリコ農産加工団地(JAIP)のフェーズIIをスタートさせ,ロジスティクスやICT分野での協力を行っていくことに言及しつつ,新たな対パレスチナ支援も含め引き続き日本はパレスチナを支援していく旨述べました。
3 これに対し,アッバース大統領からは,日本の誠実な支援の数々に感謝が示されるとともに,JAIPは最も成功している事業であり,敬意を表する旨の発言がありました。また,エルサレム問題をはじめとする中東和平問題についてのパレスチナ側の見解と今後の取組について説明がありました。
4 また,北朝鮮問題について,河野大臣からは,安保理決議等に基づいた圧力を強化し,核・ミサイル問題と拉致問題の解決の必要性を強調しました。