岸田外務大臣
日・ハンガリー外相会談(概要)
平成25年8月23日




8月23日(金曜日)午前10時45分から12時過ぎまで,ハンガリーを訪問中の岸田文雄外務大臣は,マルトニ・ヤーノシュ・ハンガリー外務大臣(H.E.Dr.János Martonyi, Minister of Foreign Affairs of Hungary)と会談を行い,引き続き,日・ハンガリー社会保障協定の署名式及び記者会見,ワーキングランチを行ったところ,概要以下のとおり。
1.二国間関係・日EU関係
(1)冒頭,マルトニ外相より,岸田大臣の初めてのハンガリー訪問を歓迎する,今回の訪問を契機に両国関係をさらに発展させていきたい旨の発言があった。これに対し,岸田大臣より,本年6月にワルシャワで開催された日・ハンガリー首脳会談及び「V4+日本」首脳会合やハンガリーがアジア諸国との関係強化を推進していることに言及しながら,基本的価値を共有するハンガリーとの二国間関係を強化し,本年7月からV4議長国を務めるハンガリーと「V4+日本」首脳会合のフォローアップを行っていきたい旨述べた。また,マルトニ外相は,日本とハンガリーは経済関係のみならず,共通の価値に根ざし,互いの文化や伝統に深い愛着を持つ特別な戦略的パートナーである旨述べ,岸田大臣より賛意を表した。
(2)両大臣は,二国間関係において経済分野の協力が果たす役割の重要性を確認しつつ,企業の活動環境整備の観点から,両政府間で交渉を行ってきた社会保障協定が両大臣によって署名されたことを歓迎し,同協定の早期の発効を目指すことで一致した。また,エネルギー分野において,エネルギーの効率的な活用や原子力の分野での日本の高い技術を活かした協力の可能性についても意見交換を行った。
(3)さらに,両大臣は,成熟した二国間関係の更なる発展のためには,人と人との交流が重要であるとの認識で一致し,両国の地方自治体や大学間で活発に交流が行われていることを歓迎した。また,青少年交流を促進するため,ワーキング・ホリデー制度の早期導入に向け協力することを確認した。
(4)日・EU関係に関し,日EU・EPA及び戦略的パートナーシップ協定(SPA)の早期妥結に向けて,引き続き連携していくことで一致した。
2.「V4+日本」
(1)岸田大臣より,6月の「V4+日本」首脳会合では,日本とV4とが国際社会の諸問題に共に取り組んでいくとのメッセージを発信し,東方パートナーシップ諸国や西バルカン諸国への支援及び安全保障分野での協力等に向けて合意できたことを日本政府として高く評価している旨述べた。
(2)両大臣は,「V4+日本」首脳会合のフォローアップとして,本年秋にブダペストで「V4+日本」ODAセミナーを,来年2月には東京で「V4+日本」安全保障セミナーを開催することで一致した。
(3)また,両大臣は,来年の「V4+日本」交流年に向けて,日本とV4議長国であるハンガリーとが共に準備をし,盛り上げていくことで一致した。
3.地域情勢・国際問題
(1)両大臣は,東アジアや欧州,西バルカンなど国際情勢について意見交換を行った。岸田大臣より東アジア情勢についての日本の立場を説明し,マルトニ大臣はこの日本の立場を支持する旨述べた。
(2)岸田大臣より安保理改革の必要性について述べたのに対し,マルトニ大臣から,これに同意し,ハンガリーは日本の安保理常任理事国入りを支持しているとの発言があった。
1.二国間関係・日EU関係
(1)冒頭,マルトニ外相より,岸田大臣の初めてのハンガリー訪問を歓迎する,今回の訪問を契機に両国関係をさらに発展させていきたい旨の発言があった。これに対し,岸田大臣より,本年6月にワルシャワで開催された日・ハンガリー首脳会談及び「V4+日本」首脳会合やハンガリーがアジア諸国との関係強化を推進していることに言及しながら,基本的価値を共有するハンガリーとの二国間関係を強化し,本年7月からV4議長国を務めるハンガリーと「V4+日本」首脳会合のフォローアップを行っていきたい旨述べた。また,マルトニ外相は,日本とハンガリーは経済関係のみならず,共通の価値に根ざし,互いの文化や伝統に深い愛着を持つ特別な戦略的パートナーである旨述べ,岸田大臣より賛意を表した。
(2)両大臣は,二国間関係において経済分野の協力が果たす役割の重要性を確認しつつ,企業の活動環境整備の観点から,両政府間で交渉を行ってきた社会保障協定が両大臣によって署名されたことを歓迎し,同協定の早期の発効を目指すことで一致した。また,エネルギー分野において,エネルギーの効率的な活用や原子力の分野での日本の高い技術を活かした協力の可能性についても意見交換を行った。
(3)さらに,両大臣は,成熟した二国間関係の更なる発展のためには,人と人との交流が重要であるとの認識で一致し,両国の地方自治体や大学間で活発に交流が行われていることを歓迎した。また,青少年交流を促進するため,ワーキング・ホリデー制度の早期導入に向け協力することを確認した。
(4)日・EU関係に関し,日EU・EPA及び戦略的パートナーシップ協定(SPA)の早期妥結に向けて,引き続き連携していくことで一致した。
2.「V4+日本」
(1)岸田大臣より,6月の「V4+日本」首脳会合では,日本とV4とが国際社会の諸問題に共に取り組んでいくとのメッセージを発信し,東方パートナーシップ諸国や西バルカン諸国への支援及び安全保障分野での協力等に向けて合意できたことを日本政府として高く評価している旨述べた。
(2)両大臣は,「V4+日本」首脳会合のフォローアップとして,本年秋にブダペストで「V4+日本」ODAセミナーを,来年2月には東京で「V4+日本」安全保障セミナーを開催することで一致した。
(3)また,両大臣は,来年の「V4+日本」交流年に向けて,日本とV4議長国であるハンガリーとが共に準備をし,盛り上げていくことで一致した。
3.地域情勢・国際問題
(1)両大臣は,東アジアや欧州,西バルカンなど国際情勢について意見交換を行った。岸田大臣より東アジア情勢についての日本の立場を説明し,マルトニ大臣はこの日本の立場を支持する旨述べた。
(2)岸田大臣より安保理改革の必要性について述べたのに対し,マルトニ大臣から,これに同意し,ハンガリーは日本の安保理常任理事国入りを支持しているとの発言があった。