報道発表
日・ハンガリー社会保障協定の署名
平成25年8月23日


1 本23日,ブダペスト(ハンガリー)において,「社会保障に関する日本国とハンガリーとの間の協定」(日・ハンガリー社会保障協定)の署名が,岸田文雄外務大臣とマルトニ・ヤーノシュ・ハンガリー外務大臣(H.E. Dr. János MARTONYI, Minister of Foreign Affairs)との間で行われました。
2 現在,日本の企業等からハンガリーに一時的に派遣される被用者等(企業駐在員など)は,原則として日・ハンガリー両国の年金制度及び医療保険制度へ加入することとなるため,社会保険料の二重払いの問題が生じています。 日・ハンガリー社会保障協定は,この問題を解決することを目的としており,この協定が効力を生ずれば,派遣期間が5年以内の一時派遣被用者等は,原則として,派遣元国の年金制度及び医療保険制度にのみ加入することとなります。また,両国での保険期間を通算してそれぞれの国における年金の受給権を確立できることとなります。
3 今後,この協定の締結を経て,企業及び駐在員等の負担が軽減され,日・ハンガリー両国の経済交流及び人的交流が一層促進されることが期待されます。
(参考)
1 | 本協定は,ドイツ,英国,韓国,米国,ベルギー,フランス,カナダ,オーストラリア,オランダ,チェコ,スペイン,イタリア,アイルランド,ブラジル,スイス,インドに次いで,我が国が署名する17番目の社会保障協定。 |
2 | ハンガリーの在留邦人数は1,294名(平成23年10月1日現在)。 |
3 | 我が国が本協定を締結するためには,国会の承認を得る必要がある。 |