アフリカ開発会議(TICAD)
Gaviワクチンアライアンス第3次増資準備会合の開催
1 本30日,横浜において,第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の機会に,Gaviワクチンアライアンス第3次増資準備会合が日本政府主催で行われました。この会合には,河野太郎外務大臣が出席したほか,セス・バークレーGavi事務局長,ンゴジ・オコンジョ=イウェアラGavi理事長,ドナー各国政府,Gaviの支援国,アフリカ諸国,ビル&メリンダ・ゲイツ財団,国際機関等が参加しました。
2 冒頭開会挨拶において,河野大臣は,日本が人間の安全保障及びユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(PDF)を推進してきた点に触れつつ,これらに資する,予防接種の導入と普及を目指すGaviの活動を支援することが重要であり,この活動を共に推進するために,「国内資金動員」,「革新的な資金調達」,「新たなドナー開拓」を期待する旨述べました。(河野太郎外務大臣スピーチ(仮訳(PDF)/英文(PDF)))
3 この会合では,2021年から2025年の第3次増資期間に必要となる,資金需要や動員目標額について議論され,バークレー事務局長は,同増資期間に必要な増資額は74億ドルである旨,また,同資金により,Gaviは2025年までに11億人の子供達に予防接種を行い,2,200万人の命を救うことを目標とする旨発表しました。
4 また,ブルキナファソ,ニジェール,マリ,セネガル,中央アフリカ,ガーナの国家元首のスピーチが行われ,この会合とTICAD7の相乗効果が示されました。さらに,オコンジョGavi理事長司会のもと,アクセル・ヤコブセンノルウェー開発長官,クリス・エリアス・ビル・ゲイツ財団国際開発議長,ヘンリエッタ・フォアUNICEF事務局長等によるパネルディスカッションがあり,Gaviのミッションや活動に関して意見交換が行われました。