平和構築

平和構築・開発の担い手をつくります

令和2年7月16日

 外務省は、平成19年以降、平和構築分野の人材育成事業を実施してきました。この事業は、麻生外務大臣(当時)の政策演説「平和構築者の『寺子屋』を作ります」を受けて開始されたもので、平和構築の現場で活躍できる日本やアジア、中東、アフリカ諸国の文民専門家の育成を目的として実施してきました。事業の修了生は、現在バングラデシュ、ヨルダン、ルワンダなど、世界各地の平和構築の現場で、国際機関やNGO、政府機関等の一員として活躍しています。

 過去の実績を踏まえて、人材の発掘・育成・キャリア構築を包括的に実施するため事業内容を刷新・拡大し、平成27年度より、「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」を開始しました。令和2年度事業においては、引き続き、平和構築・開発分野で今後キャリアを形成していく意志を持つ方を対象とする「プライマリー・コース」(約5週間の国内研修と約1年間の海外派遣)及び平和構築・開発に関連する分野で10年程度の実務経験を有する方を対象に、同分野でのさらなるキャリア・アップを支援する「ミッドキャリア・コース」(約1週間)を実施します。なお、過去2年間にわたり実施してきた「グローバルキャリア・コース」(10年程度の専門的な職歴を持ちながら国際機関で勤務した経験がない方を対象に、国際機関におけるキャリア構築の可能性をさぐるためのコース)は、令和2年度は実施しません。
 さらに、本事業の参加者を中心に、平和構築・開発分野に関わる国際機関等への就職、もしくは同分野でさらなるキャリア・アップを目指す方を対象として、ポスト獲得を支援する「キャリア構築支援」を実施します。
 本事業は、委託事業者の一般社団法人 広島平和構築人材育成センター(HPC)別ウィンドウで開く が国連ボランティア計画(UNV)をはじめとする関係機関と連携して事業運営を行います。

1 プライマリー・コース

 将来的に平和構築・開発の担い手としてキャリアを形成していく人材を育成するコースです。

(1)国内研修

 日本やアジア、中東、南米、アフリカ諸国から集まった約20名の研修員(日本人10名程度、外国人10名)が、5週間にわたり寝食を共にして切磋琢磨します。講義や参加型のワークショップによる学習に加えて、自由討論や就職ガイダンスなども組み合わせて、平和構築・開発の現場で活躍するために必要な実践的知識や技術を習得します。海外の平和構築人材育成機関や国際機関と連携し、世界最高水準の講師陣による充実した研修内容に加え、平和構築・開発支援の第一線で活躍する実務家との人脈作りの機会にもなります。

 研修参加に係る費用:約30万円

(注)上記参加費は、選考の結果、コースに参加されることとなった日本人研修員の方に納入いただきます。

(2)海外派遣

 国内研修後は、日本人研修員を対象に国連ボランティア(注)として、平和構築・開発に携わる国際機関のフィールド事務所等に、1年間派遣されます。平和構築・開発を担う専門家になるためには、フィールドでの実務経験が欠かせません。

(注)国連ボランティアは、国連機関であるUNVにより、世界各地の国際機関やPKOミッション等に派遣され、ボランティア精神に基づき、平和構築や開発支援に従事します。

2 ミッドキャリア・コース

 平和構築・開発に関連する諸分野で10年程度の実務経験を有し、その知見を活かして国連やその他国際機関での平和構築・開発分野のさらなるキャリア・アップを目指す方々を対象に、1週間の国内研修を実施します(実施言語:英語)。

3 キャリア構築支援

 本事業の参加者を中心に、平和構築・開発分野に関わる国際機関等への就職、もしくは同分野でのさらなるキャリア・アップを目指す方を対象に、ポスト獲得に必要なスキル・知識を提供し、テイラーメイドな支援を実施します。国際機関におけるキャリア発展やキャリア形成のための助言の提供、ポストへの応募時に必要なスキル(応募書類の作成、面接の対応等)の指導、国際機関等の空席情報の提供等を行います。

令和元年度の事業概要


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