欧州連合(EU)

平成30年10月18日
ユンカー欧州委員会委員長と
握手を交わす安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
日EU首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
日EU首脳会談
(写真提供:内閣広報室)

 現地時間10月18日(木曜日)18時(日本時間19日1時)から約30分間,ASEM首脳会合のためベルギー・ブリュッセルを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長(H. E. Mr. Jean-Claude JUNCKER,President of the European Commission)と日EU首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 日EU関係

(1)冒頭,安倍総理から,今次ASEM首脳会合の議長としてのEUのリーダーシップに敬意を表し,様々な議題につき実りある議論を行いたい旨述べた。

(2)両首脳は,本年7月の東京での第25回日EU定期首脳協議にて署名した日EU・経済連携協定(EPA)(PDF)別ウィンドウで開く及び戦略的パートナーシップ協定(SPA)(PDF)別ウィンドウで開くの早期発効に向け,引き続き連携していくことを確認した。また,日EU・EPA及びSPAの締結及び実施のための双方の国内手続きを年内に終えられるよう,最大限努力することで一致した。

2 英国のEU離脱

(1)ユンカー欧州委員長から,17日及び18日の欧州理事会における英国のEU離脱に関する議論につき,説明があった。

(2)これを受け,安倍総理から,交渉の現状への憂慮を表明した上で,EU進出日系企業への悪影響を最小化するため,離脱プロセスにおける透明性及び予見可能性の確保,移行期間の設定による法的安定性の確保は不可欠であるとの我が国の立場を,改めて表明した。

3 その他

 この他,両首脳は,世界経済等についても意見交換を行い,WTO改革について日EUで連携することで一致した。


欧州連合(EU)へ戻る