ジョージア
日・ジョージア外相会談



9月4日9時(現地時間)から約45分間,ジョージアを訪問中の河野太郎外務大臣は,ザルカリアニ・ジョージア外務大臣(H.E. Mr. David ZALKALIANI, Minister of Foreign Affairs of Georgia)との間で外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
河野大臣から,日本の外務大臣として初めてジョージアを訪問できうれしい旨述べました。また,ジョージアは自由,民主主義,人権,法の支配といった基本的価値を共有する重要なパートナーであり,バフタゼ首相率いる新政権とも引き続き協力したい旨述べました。ザルカリアニ大臣から,河野大臣のジョージア訪問を心から歓迎する旨述べるとともに,二国間関係の更なる強化に尽力していきたい旨述べました。
2 二国間関係
河野大臣から,コーカサス地域はアジアと欧州をつなぐゲートウェイであり,この地域の自立的な発展のための協力を進めたい旨述べるとともに,(1)国造りを担う人造り支援(人材育成),(2)魅力あるコーカサス造りの支援(インフラ整備,ビジネス環境整備)の2つの柱からなる「コーカサス・イニシアティブ」について説明し,今後の両国の協力関係発展への期待を表明しました。さらに,この関連で,ジョージアに対し査証緩和措置(数次査証)を導入することを決定した旨伝えました。これに対しザルカリアニ大臣から,同イニシアティブは,ジョージアの発展のための優先施策と軌を一にしており歓迎したい,ジョージア側としても協力したい旨述べました。また,河野大臣から,今般,ジョージアとの間で,投資協定の大枠合意に至ったことは喜ばしい旨述べるとともに,投資協定の早期締結がジョージアへの投資拡大につながることへの期待を述べました。
4
外相会談終了後,円借款「東西ハイウェイ整備計画(フェイズ2)」に係る交換公文の署名式が両外務大臣により行われたほか,両外相は共同記者発表を行いました。
- 「ジョージア東西ハイウェイ整備計画(フェーズ2)」書簡の交換
- 「ジョージア東西ハイウェイ整備計画(フェーズ2)」書簡の交換
- 日・ジョージア外相共同記者発表
- 日・ジョージア外相共同記者発表