核軍縮・不拡散

　2025年7月14日～18日、シドニーにおいて、オーストラリア・グループ（AG）（生物・化学兵器関連物資・技術の拡散防止のための国際輸出管理レジーム）の総会が開催されました。同総会は、創設40周年を記念して、10年振りに豪州にて開催されました。同総会後に議長声明（英語）（PDF）に加えて、創設40周年記念共同実務者声明（英語）（PDF）が発出されました。
　議長声明では、生物・化学兵器の拡散防止に向けた連携、2025年で発効50周年を迎える生物兵器禁止条約を含む国際条約への支持を表明するとともに、ロシア、イラン、北朝鮮などによる拡散活動への懸念が共有されたほか、ベスト・プラクティスやアウトリーチ活動の共有、規制リストの更新などが挙げられました。
　創設40周年記念共同実務者声明では、生物・化学兵器の拡散防止のための40年間の協力を祝い、アルバニアが一方的遵守国に加わったことを歓迎するとともに、AGが国際の安全保障に重要な貢献を果たし、透明性を確保しつつ、生物・化学兵器の拡散防止とともに合法的な貿易や平和目的の科学協力に必要な信用、信頼及び保証を与えていることを強調し、国際的な拡散防止取組を作成し推進する決意を表明しました。