核軍縮・不拡散

令和7年9月18日

 9月3日、「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議ウェビナーが開催されました。

  1. ウェビナーでは、同会議の座長を務める白石隆 熊本県立大学栄誉教授、及び委員の髙見澤將林 笹川平和財団上席フェロー並びに秋山信将 一橋大学教授/日本国際問題研究所軍縮・科学技術センター所長が登壇し、これまでの同会議の取組や、本年3月に開催された第6回最終会合において発出された「核危機の瀬戸際からの脱却:核兵器のない世界に向けた緊急行動」(PDF)別ウィンドウで開くと題する提言の概要が紹介されました。
  2. 続いて、若い世代(ユース)から西山心氏(長崎大学核兵器廃絶研究センター客員研究員)及び井上つぐみ氏(広島平和文化センター被爆体験伝承者)が登壇者に加わり、学生、有識者、NGO・市民社会関係者、在京大使館関係者等、100名を超える聴衆の参加を得て、質疑応答が行われました。その中で、提言作成に至った議論の過程、2026年NPT運用検討会議に向けて取り組むべき重点事項、被爆の実相の正確な理解に向けた取組等を始めとする幅広い質問が寄せられ、率直かつ活発な議論が交わされました。

(参考1)

  • ウェビナー動画(日本語別ウィンドウで開く/英語)

(参考2)

 「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議は、核兵器国と非核兵器国、さらには、核兵器禁止条約の参加国と非参加国からの参加者が、それぞれの国の立場を超えて知恵を出し合い、「核兵器のない世界」の実現に向けた具体的な道筋について、自由闊達な議論を行う場として、2022年に立ち上げられたもの。2022年12月の第1回会合以来、6回の会合を開催。


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