インド

令和元年6月29日
日印外相間戦略対話1
日印外相間戦略対話2
日印外相間戦略対話3

 本29日,午後0時25分頃から約80分間,河野太郎外務大臣は,G20大阪サミット出席のため訪日中のジャイシャンカル・インド外務大臣(H.E. Dr S. Jaishankar, External Affairs Minister of India)と日印外相間戦略対話を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 河野大臣から,「外務大臣として再びお会いできうれしい」,「貴大臣とともに協力していけることを楽しみにしている」と述べました。
 ジャイシャンカル大臣から,G20議長国として日本はすばらしい役割を果たしている,河野大臣と共に日本とインドの関係をさらに強化したい,多忙の中,こうして会談できることに意義がある,と述べました。

2 日印関係

 河野大臣から,「両国の安全保障・防衛協力を進め,また,地域の平和と安定のために日印が果たす役割を国際社会に示す上で,合意した閣僚級2+2は重要。早期開催に向けて調整していきたい」,「第三国やインド北東部での連結性強化に取り組むことは重要」,「日印関係の更なる深化のため,サイバー,宇宙分野の協力を促進していきたい」と述べました。
 ジャイシャンカル大臣から,閣僚級2+2を早期に実現したい,地域の更なる発展のために連結性協力を具体化していくことが重要であり,日本との協力を強化していきたい,と述べました。

3 ミニラテラル

 河野大臣から,「昨日の第2回日印米首脳会合開催を歓迎」,「首脳会合で議論されたサイバーセキュリティーや質の高いインフラ投資について着実にフォローしたい」,「日印米外相会合を行うことを楽しみにしている」,「日米豪印の協力の進展を歓迎。更に協力を深化したい」と述べました。
 ジャイシャンカル大臣から,日印米首脳会合では大変よい議論が行われた,インドも日印米の枠組みを重視しており,日印米外相会合を行いたい,と述べました。

4 グローバル課題

 河野大臣から,「RCEPにつき,インドを含む16か国で年内妥結を目指したい。インドの協力を強く求めたい」,「日本はNPT体制の維持・強化,CTBTの発効促進を重視,対話を続けたい」と述べました。

5 地域情勢

 両大臣は,自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて引き続き協力していくことで一致し,イラン,南アジアを含む地域情勢につき幅広く議論を行いました。


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