マレーシア

平成29年11月12日
ナジブ・マレーシア首相と握手を交わす安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
日・マレーシア首脳会談
(写真提供:内閣広報室)

 12日午後5時20分(現地時間,日本時間同日午後6時20分)から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ASEAN関連首脳会議出席のため訪問中のフィリピン・マニラにおいて,ナジブ・ラザク・マレーシア首相兼財務大臣(The Honourable Dato’ Sri Mohd Najib bin Tun Abdul Razak, Prime Minister and Minister of Finance, Malaysia)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 二国間関係

 安倍総理から,本年の日・マレーシア外交関係樹立60周年に際し,両国の「戦略的パートナーシップ」を深化させたい旨述べ,さらに,ハラル分野における協力における進展を歓迎するとともに,様々な分野での協力関係を強化したい旨述べました。
 これに対して,ナジブ首相から,TPP閣僚会合において大筋合意に至ったことについて,日本のリーダーシップに感謝するとの発言がありました。これに対して安倍総理から,早期発効に向け協力したい旨応答しました。
 また,両首脳は高速鉄道,防衛協力など様々な分野における二国間協力について話し合い,その中で,ナジブ首相より,巡視艇の供与を含む海上保安分野での協力に感謝を述べ,日本の世界トップレベルの維持管理技術による協力は極めてありがたい,ハラル分野での協力も進めたいとの発言がありました。

2 地域情勢

 両首脳は,北朝鮮や南シナ海を含む地域情勢に関して意見交換を行い,緊密に連携していくことで一致しました。


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