報道発表
サニア・ニシュタールGavi事務局長、ピーター・サンズ世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)事務局長による岩屋外務大臣表敬
令和7年8月21日


8月21日、午後3時25分より約15分間、岩屋毅外務大臣はTICAD 9(アフリカ開発会議)出席のため来日中のサニア・ニシュタールGaviワクチンアライアンス事務局長(Dr. Sania NISHTAR, Chief Executive Officer, Gavi, the Vaccine Alliance)及びピーター・サンズ世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)事務局長(Mr. Peter SANDS, Executive Director, the Global Fund)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、日本は国際保健を外交の柱の一つに位置づけ、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を掲げてきていると言及しつつ、現下の国際保健情勢の中で、持続可能性が一層重要である旨を述べました。
- また、岩屋大臣から、Gaviワクチンアライアンスによる低中所得国に対する予防接種支援は各国の保健水準の向上に貢献していると述べたほか、グローバルファンドの三大感染症対策及び保健システム強化への貢献に感謝の意を表しました。さらに、今後も「誰一人取り残されない」世界の実現に向けて、両機関と緊密に連携しつつ、引き続き国際保健分野におけるリーダーシップを発揮していく旨を述べました。
- これに対し、両事務局長からは、国際保健を取り巻く環境は重要な時期を迎えており、日本のこれまでの貢献とリーダーシップに感謝するとともに、引き続き日本と協力していきたい旨の発言がありました。
(参考1)Gaviワクチンアライアンス
Gaviは、低所得国の予防接種率を向上させることにより、子供たちの命と人々の健康を守ることを目的として2000年に設立された官民パートナーシップ。世界の73か国を対象に、ワクチン導入・普及、保健システム強化、ワクチンの市場形成等を実施している。
(参考2)世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)
グローバルファンドは、三大感染症(エイズ、結核、マラリア)に対処するための資金を集めて必要とする地域へ振り向けるため、2002年1月に設立された官民連携パートナーシップ。開発途上国における三大感染症の予防、治療、ケア・サポートおよび保健システム強化のために資金協力を行っている。
(参考3)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
すべての人が、効果的で良質な保健医療サービスを、負担可能な費用で受けられること。