報道発表

岩屋外務大臣とヤン第79回国連総会議長との会談及びワーキングディナー

令和7年1月31日
握手をする岩屋外務大臣とフィレモン・ヤン第79回国連総会議長
岩屋外務大臣とフィレモン・ヤン第79回国連総会議長との会談の様子

 1月31日、午後6時30分から、岩屋毅外務大臣は、閣僚級招へいにて訪日中のフィレモン・ヤン第79回国連総会議長(H.E. Mr. Philemon Yang, President of the 79th session of the United Nations General Assembly)と会談(約30分間)及び夕食会(約60分間)を実施したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、ヤン議長の訪日を歓迎する旨述べ、人間の安全保障の理念の下、SDGs達成に向けた取組を加速することの重要性を述べました。また、日本は、国連の全加盟国が参加し普遍的な性格を有する国連総会の役割を強化することを重視しており、分断や対立が深刻化する国際社会を融和や協調に導くためにも、国連が一層各国を結集させる力を発揮することの必要性を強調しました。これに対し、ヤン議長から、これまでの日本の国連に対する貢献に謝意が示されるとともに、今後も日本との関係を一層強化していくことへの期待が表明されました。
  2. また、岩屋大臣は、昨年の国連未来サミットにおいて、首脳レベルで安保理改革の緊急の必要性が確認されたことも踏まえ、本年の国連創設80周年の節目に、安保理改革の具体的進展を得るべきことを述べ、双方は安保理改革及び国連総会の機能強化に関して意見交換を行いました。
  3. 双方は、ヤン議長がこの後広島訪問を予定していることを踏まえ、「核兵器のない世界」の実現に向け、核軍縮・不拡散に関する取組について議論しました。また、ウクライナ及びガザを含む地域情勢、TICADプロセスを含むアフリカ地域での日本の取組、気候変動について意見交換を行い、引き続き連携していくことで一致しました。

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