報道発表

日韓外相電話会談

令和2年6月3日

 6月3日午前11時45分頃から約40分間,茂木敏充外務大臣は,康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官と日韓外相電話会談を実施しました。

1 両外相は,新型コロナウイルス感染症に関するそれぞれの取組について意見交換を行いました。また,最近,世界各国における日韓両国が連携し,お互いの在外国民を同一の飛行機に搭乗させるといった協力が行われていることについて評価し,今後とも緊密に情報共有や連携を進めていくことで一致しました。

2 両外相は,日韓間の諸懸案についても意見交換し,特に旧朝鮮半島出身労働者問題について,茂木大臣から,現金化は深刻な状況を招くので,避けなければならない旨述べ,両外相は,今後とも,早期解決に向け,外交当局間で意思疎通を緊密にしていくことで一致しました。

3 茂木大臣より,輸出管理について,昨日,韓国政府が,WTOプロセスを再開し,パネル設置を要請することを発表したことは,懸案の解決に資さず,極めて遺憾である旨述べました。これに対し,康長官からは韓国側の考え方につき説明がありました。

4 両外相は,北朝鮮情勢に関する意見交換も行い,引き続き日韓,日韓米で緊密に連携していくことを確認しました。


報道発表へ戻る