報道発表

シリア北東部における人道危機に対する緊急無償資金協力

令和元年12月10日

1 本10日,我が国政府は,シリア北東部における人道危機に対する支援として,1,400万ドル(15億4,000万円(今年度支出官レート))の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

2 今回の協力では,4つの国際機関を通じ,水・衛生,保健,シェルター,毛布,テント等援助物資の配布や,人道支援を行う国際機関との調整等の支援を実施します。

3 この支援の実施により,人道状況の改善に資する主に以下のような効果が期待されます。

  • 子どもを含む最も脆弱な立場にいる人々をはじめとする約52万4,000人の国内避難民,帰還民,ホストコミュニティ住民が,清潔で安全な水と衛生設備への改善されたアクセスを得る。
  • 脆弱性を緩和し強靭性を強化するため,約10万4,000人が,a)シェルターの供与や修繕,b)毛布,スリーピングマット,ポリタンク,ソーラーランプ等の救援物資の配布,c)防寒具,防水カバー等の越冬支援物資の配布を受ける。
  • 約53万5千人が,保健医療サービスを受ける。

4 我が国は,シリア国内の人道状況の改善及び国連仲介の政治プロセスの進展を通じ,シリア危機の解決に向けて国際社会と引き続き連携していきます。

[参考1]機関別拠出額内訳

UNHCR620万ドル
UNICEF280万ドル
ICRC460万ドル
OCHA 40万ドル

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