報道発表

日・イラン外相電話会談

令和元年11月20日

 本20日,午後3時頃から約20分間,茂木敏充外務大臣は,モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Mohammad Javad ZARIF, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)との間で日・イラン外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 両外相は,中東情勢が深刻の度を増していることを踏まえ,緊張緩和と情勢の安定化に向けて率直な意見交換を行いました。この中で茂木大臣から,日本として引き続き粘り強い外交努力を継続していく旨を伝え,これに対し,ザリーフ外相から,日本とも緊密に意思疎通していきたい旨述べました。

2 茂木大臣から,イランが核合意へのコミットメントを継続的に低減させていることへの懸念を伝え,核合意を損なう措置を控えるよう強く求めました。これに対し,ザリーフ外相からイランの立場について説明がありました。

3 また,茂木大臣から,日本にとって中東における航行の安全確保は極めて重要であり,イランが船舶の安全な航行確保のために沿岸国としての責任を全うするよう要請しました。

4 両外相は,引き続き,外相レベルをはじめあらゆるレベルで意思疎通を継続していくことで一致しました。


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