報道発表
第12回日本国際漫画賞受賞作品の決定
平成30年12月18日
1 外務省が海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画作家を顕彰する目的で主催する日本国際漫画賞は,今年で第12回目を迎え,今回は, 68の国・地域から331作品の応募がありました。
2 同賞の選考は,「コミック出版社の会」の協力による第1次選考会を経て,里中満智子氏(漫画家)を委員長とする第12回日本国際漫画賞審査委員会の厳正な審査により行われました。その結果,同賞実行委員会により,最優秀賞1作品(中国),優秀賞3作品(英国,中国(香港),ベルギー)を含む受賞作15作品が選ばれました。
3 第12回日本国際漫画賞授賞式は,来年2月26日に最優秀賞及び優秀賞の受賞者を招いて,東京にて開催する予定です。
4 最優秀賞及び優秀賞を受賞した作品は以下のとおりです。
(1)最優秀賞
- 作品名:Yang Hao and his four compositions【黒い塔】
- 作者 :湯霄 Tang Xiao(Dani)(中国)
(2)優秀賞
- ア
- 作品名:MISEYIEKI【ミセイエキ】
- 作者 :Shangomola Edunjobi(イギリス)
- イ
- 作品名:The Pork Chops Inferno【十八階焼肉】
- 作者 :黎達達榮(香港)
- ウ
- 作品名:Planned Obsolescence of our feelings【身体の老いとともに感情もまた老化する】
- 作者 :Aimée de Jongh(オランダ)
- 原作者:Zidrou(ベルギー)
[参考1]日本国際漫画賞とは
世界に広がる漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として,平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)が創設。
日本国際漫画賞のWEBサイト
[参考2]応募作品の概要
第12回目となる今回の日本国際漫画賞では,68の国・地域から331作品の応募があった。応募の多かった国・地域は,台湾(第1位:38作品),中国(第2位:32作品),タイ(第3位:16作品)。
[参考3]第12回日本国際漫画賞審査委員会のメンバー(委員長を除き50音順)
- 里中満智子氏(漫画家)【委員長】
- 一本木蛮氏 (漫画家)
- 熊田正史氏 (漫画雑誌編集者)
- 藤田力氏 (元漫画雑誌編集長)
- 三浦みつる氏(漫画家) (「コミック出版社の会」:株式会社秋田書店,株式会社宙出版,株式会社KADOKAWA,株式会社講談社,株式会社集英社,株式会社小学館,株式会社少年画報社,株式会社新潮社,株式会社スクウェア・エニックス,株式会社竹書房,株式会社白泉社,株式会社双葉社,株式会社芳文社,株式会社リイド社)
[参考4]第12回日本国際漫画賞実行委員会のメンバー
- 河野太郎 外務大臣【委員長】
- 白石さや 東京大学名誉教授
- 杉山恒太郎 株式会社ライトパブリシテイ代表取締役社長
- フレデリック・L・ショット 通訳・翻訳家・作家
- 横田清 小学館常務取締役
- 安藤裕康 国際交流基金理事長