文化の交流

令和6年10月9日

 外務省では、我が国に対するより一層の理解や信頼を図るため、「ポップカルチャー専門部会」が設置されていた海外交流審議会の答申(2008 年2月)別ウィンドウで開くも踏まえ、従来から取り上げている伝統文化・芸術に加え、近年世界的に若者の間で人気の高いアニメ・マンガ等のいわゆるポップカルチャーも文化外交の主要なツールとして活用しています。

 その一環として、「日本国際漫画賞」を、外務大臣を委員長とした実行委員会を組織して実施しています。この賞は、麻生外務大臣(当時)のイニシアチブ別ウィンドウで開くを受け平成19年に創設された賞で、海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流の促進を目的として、優れた漫画作品を創作した海外の漫画作家を顕彰するためとして、同年以降毎年実施しています。

 日本のアニメ作品を日本そのものへの関心につなげることをねらいとし、平成20年3月、「ドラえもん」に高村外務大臣(当時)から「アニメ文化大使別ウィンドウで開く」の就任要請書を手渡しました。これに併せ、劇場版映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」に英仏西中露の5か国語の字幕をつけて制作し、令和6年3月末までに、世界の73か国・地域で上映しました。

 コスプレが近年世界的な人気を見せていることを受けて、毎年国内で実施されている「世界コスプレサミット」において、平成19年から優勝者に外務大臣賞を付与するなどの支援を行っています。

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