報道発表
水鳥防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表による河野外務大臣表敬
本16日,午後6時20分から約15分間,河野太郎外務大臣は,水鳥真美防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表(Ms. Mami Mizutori, Assistant Secretary-General (ASG) and Special Representative of the Secretary-General (SRSG) for Disaster Risk Reduction)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,水鳥氏が防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表に就任し初めての訪日を歓迎するとともに,国際機関での勤務を目指す日本の若者の見本として,ご活躍頂きたい旨述べました。
2 水鳥特別代表から,持続可能な開発目標の実施や仙台防災枠組(PDF),気候変動など,防災に関連するグローバルアジェンダを進めていくうえで,日本は重要なパートナーであり,国際社会における災害への取組の重要性が高まる中,防災分野の知見と技術を有する日本との協力をより一層拡大させたい旨述べました。
3 これに対し,河野大臣から,我が国としては,今年7月に予定されているアジア防災閣僚級会合等においても,国連国際防災戦略事務局(UNISDR)と連携し,災害に強い社会の実現に積極的に取り組んでいく旨述べ,意見交換を行いました。
[参考]国連国際防災戦略事務局(UNISDR)概要(PDF)
国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は,「国連防災の10年(1990-1999)(IDNDR)」の後継として,2000年設立された国連組織。自然災害等による被害の減少及び災害リスクの軽減のためのグローバルな戦略・枠組・政策・パートナーシップの構築を推進する。具体的には,「国連防災世界会議」や「防災グローバルプラットフォーム」の事務局機能を果たし,「仙台防災枠組2015-2030」の実施推進,進捗状況モニタリング及び報告のほか,防災情報の策定・共有や普及・啓発活動などを行う。2015年に国連で制定された「世界津波の日」(11月5日)を推進するための主導的な役割を果たしている。