報道発表
水鳥次期防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表による河野外務大臣表敬
本19日,午後0時10分から約20分間,河野太郎外務大臣は,水鳥真美次期防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表(Ms.Mami Mizutori, Assistant Secretary-General (ASG) -designate and Special Representative of the Secretary-General (SRSG)-designate for Disaster Risk Reduction)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,水鳥氏が日本人として5人目,女性として初めて国連事務総長特別代表に指名されたことを祝福するとともに,水鳥氏が,これまでの経験(PDF)を生かしつつ,国連における防災分野の活動に尽力されることへの期待を述べました。
2 水鳥氏から,日本の防災分野の知見と技術を世界に共有しつつ,防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表として,期待に添えるよう尽力したい旨述べました。
3 これに対し,河野大臣から,防災は気候変動を始め持続可能な開発にとり不可欠な分野であり,日本の防災分野の知見を活用し,国連国際防災戦略事務局の活動を支えていきたい旨及び水鳥氏には,国際機関での勤務を目指す日本の若者の見本としてもご活躍頂きたい旨述べました。
[参考]国連国際防災戦略事務局(UNISDR)概要(PDF)
国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は,「国連防災の10年(1990-1999)(IDNDR)」の後継として,2000年設立された国連組織。自然災害等による被害の減少及び災害リスクの軽減のためのグローバルな戦略・枠組・政策・パートナーシップの構築を推進する。具体的には,「国連防災世界会議」や「防災グローバルプラットフォーム」の事務局機能を果たし,「仙台防災枠組2015-2030(PDF)」の実施推進,進捗状況モニタリング及び報告のほか,防災情報の策定・共有や普及・啓発活動などを行う。2015年に国連で制定された「世界津波の日」(11月5日)を推進するための主導的な役割を果たしている。