外務大臣談話

水鳥真美氏の防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表指名について
(外務大臣談話)

平成30年2月1日

1 我が国政府は,本1日(現地時間1月31日),グテーレス国連事務総長により水鳥真美(みずとり・まみ)氏が防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表(Assistant Secretary-General (ASG) and Special Representative of the Secretary-General (SRSG) for Disaster Risk Reduction)に指名されたことを歓迎します。

2 防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表は,国連国際防災戦略事務局の代表として,持続可能な開発に不可欠な要素である防災に関する国際協力の調整・推進,国際的な防災枠組の実施に関する取組全般を担当する重要なポストであり,国際社会における災害への取組の重要性が高まる中,その任務はますます重要となっています。そうした中で,水鳥防災担当国連事務次長補兼国連事務総長特別代表が,これまでの経験を生かしつつ,同事務局の活動に尽力されることを期待します。

3 我が国は,防災分野の知見と技術を世界に共有しつつ,引き続き,国連国際防災戦略事務局の活動を支え,第3回国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組(PDF)別ウィンドウで開く」を踏まえた災害に強い社会の実現に積極的に取り組んでいく所存です。

4 なお,国連事務総長特別代表への日本人の就任は,歴代で4人目となります。

[参考1]国連国際防災戦略事務局(UNISDR)概要

 国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は,「国連防災の10年(1990-1999)(IDNDR)」の後継として,2000年設立された国連組織。自然災害等による被害の減少及び災害リスクの軽減のためのグローバルな戦略・枠組・政策・パートナーシップの構築を推進する。具体的には,「国連防災世界会議」や「防災グローバルプラットフォーム」の事務局機能を果たし,「仙台防災枠組2015-2030」の実施推進,進捗状況モニタリング及び報告のほか,防災情報の策定・共有や普及・啓発活動などを行う。2015年に国連で制定された「世界津波の日」(11月5日)を推進するための主導的な役割を果たしている。

[参考2]過去に国連事務総長特別代表に就任した日本人

(1)アフガニスタン担当(国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)代表)
   山本忠通事務総長特別代表(2016年~現在)

(2)東ティモール担当(国連東ティモール支援団(UNMISET)代表)
   長谷川祐弘事務総長特別代表(2004年~2006年)

(3)旧ユーゴスラビア問題担当
   明石康事務総長特別代表(1994年~1995年)

(4)カンボジア担当(国連カンボジア暫定機構(UNTAC)代表)
   明石康事務総長特別代表(1992年~1994年)

[参考3]国連関係機関における事務次長補レベル以上の邦人職員は以下のとおり(2018年1月現在)。

天野 之弥 国際原子力機関(IAEA)事務局長
高須 幸雄 人間の安全保障事務総長特別顧問
山本 忠通 国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)事務総長特別代表
中満 泉  国連事務局事務次長(軍縮担当上級代表)
高木 善幸 世界知的所有権機関(WIPO)事務局長補
西本 伴子 国際労働機関(ILO)アジア太平洋地域総局長
沖 大幹  国連大学(UNU)上級副学長
柏木 幹夫 国際農業開発基金(IFAD)財政運営局長
三次 啓都 国連食糧農業機関(FAO)林業局長
山本 尚子 世界保健機関(WHO)事務局長補


関連リンク

このページのトップへ戻る
外務大臣談話へ戻る