報道発表

河野外務大臣のカナダ,スイス及びベルギー訪問

平成30年4月20日

1 4月21日から25日まで,河野太郎外務大臣は,カナダのトロント,スイス連邦のジュネーブ及びベルギー王国のブリュッセルを訪問する予定です。

2 トロントでは,G7外相会合に出席し,G7外相との間で,国際社会が直面する喫緊の課題や地域情勢につき率直な意見交換を行う予定です。

3 ジュネーブでは,NPT運用検討会議第2回準備委員会に出席の上,一般討論演説を実施し,「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議」の提言をインプットする予定です。また,アダム・ブガイスキー第2回準備委員会議長(Ambassador Adam Bugajski, Chair of the Second Session of the Preparatory Committee for the 2020 Review Conference of the NPT)とNPT体制の維持・強化に関し率直な意見交換を行う他,ロベルト・アゼベド世界貿易機関(WTO)事務局長(Mr. Roberto Carvalho de Azevêdo, Director-General of the World Trade Organization)との会談を行う予定です。

4 ブリュッセルでは,「シリア及び地域の将来の支援に関するブリュッセル会合(ブリュッセル2)」に出席し,シリア問題に対する日本の取組を発信するとともに,関係国外相等とシリア情勢について意見交換を行う予定です。

[参考1]河野大臣出張日程

4月21日 羽田発
 トロント着
22日 G7外相会合出席
23日 G7外相会合出席
 トロント発
24日 ジュネーブ着
 NPT運用検討会議第2回準備委員会出席
 ジュネーブ発
 ブリュッセル着
25日 「シリア及び地域の将来の支援に関するブリュッセル会合(ブリュッセル2)」出席
 ブリュッセル発

[参考2]G7外相会合

 米国,イタリア,フランス,カナダ,ドイツ,英国,日本の外相及びEUの上級代表が参加。本年の議長はカナダのフリーランド外相。

[参考3]核軍縮の実質的な進展のための賢人会議

(1)目的
 国際的な安全保障環境の悪化,及び核軍縮の進め方をめぐる核兵器国と非核兵器国間,さらには非核兵器国間での立場の違いが顕在化している現状を踏まえて,核軍縮の進展に向けて様々なアプローチを有する国々の信頼関係を再構築し,各国の協力と協調の下で取り組むべき「核兵器のない世界」に向けた現実的かつ実践的な道筋の進展に資する提言を得て,今年春のNPT運用検討会議第2回準備委員会にインプットする。

(2)委員構成
 本件会議は,日本人座長及び日本人有識者委員計6名の他,核兵器国,中道国,核禁推進国の有識者10名,合計16名から構成。また,軍縮・不拡散や安全保障などに造詣のある有識者に加えて,被爆地である広島・長崎からも有識者が参加。

(3)関連日程

2017年11月27日~28日賢人会議第1回会合(於:広島市)
2018年3月26日~27日賢人会議第2回会合(於:東京)
2018年4月23日~5月4日NPT運用検討会議第2回準備委員会会合(於:ジュネーブ)

[参考4]シリア及び地域の将来の支援に関するブリュッセル会合

 国連とEUの共催により,シリア危機の政治的解決,人道支援の円滑な実施,国際支援の継続につき協議。24日にNGOとの対話,25日に閣僚級会合が開催され,約70の国・機関,NGO等が参加予定。ブリュッセルでの支援会合は,昨年4月に続き2度目。


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