報道発表
中根外務副大臣とアリ・バングラデシュ外務大臣との会談
平成29年11月21日
本21日(現地時間同日),ミャンマー連邦共和国で開催されているASEM第13回外相会合に出席中の中根一幸外務副大臣は,アブル・ハッサン・マームード・アリ・バングラデシュ人民共和国外務大臣(H.E. Mr. Abul Hassan. Mahmood Ali,Foreign Minister of the People's Republic of Bangladesh)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,中根副大臣から,河野太郎外務大臣のバングラデシュ訪問に際するバングラデシュ政府の歓迎に感謝しつつ,河野大臣が避難民キャンプを視察したが,日本政府は,ミャンマー・ラカイン州から流入する避難民の現状などを深刻に懸念しており,優先度の高い食料などの分野に対し,合計1,860万ドルの支援を国際機関を通じ支援することを新たに決定したと述べました。これに対し,アリ大臣は,河野大臣のバングラデシュ訪問は有意義であった,日本の支援に感謝する旨述べました。
2 また,アリ大臣からバングラデシュとミャンマーとの協議の現状につき説明がありました。これに対し,中根副大臣から,ミャンマー・ラカイン州の問題の恒久的解決にはバングラデシュ及びミャンマー双方の連携と取組が不可欠であり,引き続き両国の取組を後押ししていく旨述べました。
3 最後に中根副大臣から,日本が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」の実現に向け協力を具体化していきたい,北朝鮮問題について最大限の圧力をかけていくことで両国は一致しており,引き続き連携していきたい旨述べました。これに対し,アリ大臣から,日本の立場に同意する,連携していきたい旨発言がありました。