報道発表
バングラデシュに新たに流入した避難民に対する緊急無償資金協力
平成29年11月17日
1 本17日,我が国政府は,8月25日のラカイン州北部におけるミャンマー国境警備隊施設への襲撃事件に端を発して,バングラデシュにおいて今なおその数が増え続けている避難民への支援として,1,500万ドル(16億5,000万円(今年度支出官レート))の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
2 今回の支援では,国連世界食糧計画(WFP)を通じ,厳しい人道状況に置かれている避難民に対し,食料,物資運搬及び道路補修等の分野の支援を行います。
3 これにより,約80万人の避難民が流入するコックスバザール(PDF)において,これらの人々に食料が円滑に届くこととなります。そのうち,深刻な栄養不足に陥っている約10万人の避難民に対しては,5か月間の継続した食料配布を行うことで栄養状態の改善が期待されます。