報道発表

第15回日中安保対話の開催(結果)

平成29年10月27日

  1.  本27日午後,飯倉公館において,第15回日中安保対話が開催されたところ,概要は以下のとおりです。

    1 出席者

    (1)日本側

    • (ア)外務省:秋葉外務審議官,金杉アジア大洋州局長,岩本アジア大洋州局中国・モンゴル第一課長他
    • (イ)防衛省:岡防衛政策局次長,弓削防衛政策局国際政策課長他

    (2)中国側

    • (ア)外交部:孔鉉佑・部長助理,劉少賓駐日大使館公使他
    • (イ)国防部:慈国巍・外事弁公室副主任(少将)他

    2 議題

    (1)日中両国の安全保障認識及び安全保障政策

    (2)安全保障・防衛分野における協力・交流

    (3)北朝鮮情勢

    3 協議の概要

    (1)日本の安全保障認識及び安全保障政策
     日本側から,北朝鮮による核・ミサイル開発等,アジア太平洋地域の安全保障環境が一層不透明さと不安定さを増していること,また,国際テロ,サイバーなど容易に国境を越えるリスクも深刻化していることを指摘した上で,国際社会の平和,安定及び繁栄の確保,自由で開かれた海洋秩序の維持に積極的に貢献する姿勢を説明した。同時に,平和国家としての歩みを引き続き堅持するとの立場に変更はない旨を改めて説明した。さらに,日米同盟の深化,多層的な安全保障協力関係の維持・構築,日本の防衛政策等について説明した。

    (2)中国の安全保障認識及び安全保障政策
     中国側から,中国は一貫して「平和的発展」の道と防御的国防政策を堅持しており,この方針は先般の中国共産党大会後も変わらないこと,及び国際的取組として国際平和協力活動,ソマリア沖における海賊対策,世界各地における災害救援活動等を積極的に行っていることについて説明があった。これに対し,日本側から,中国側の説明に感謝しつつ,中国艦艇・航空機の動向や中国の国防費の増大について,更なる透明性の向上が信頼醸成の観点から重要である旨を指摘した。

    (3)安全保障・防衛分野における協力・交流
     双方は,両国が肩を並べて国際社会の平和と安定に共に取り組んでいくことが重要との考え方に立って,国際テロ対策国連平和維持活動(PKO),海外災害救援,海賊対処等について意見交換を行った。また,日中間の防衛対話・協力については,具体的な交流事業を着実に実施し,日中の相互理解・信頼構築につなげることが重要との認識を共有した。さらに,防衛当局間の海空連絡メカニズムについては,早期の運用開始に向け,引き続き双方で努力していくことを確認した。

    (4)その他  北朝鮮情勢を含む地域情勢についても取り上げられた。


このページのトップへ戻る
報道発表へ戻る